アール・ゼ・メティエ駅



Pentax *istD + DA16-45mm

メトロ11番線のアール・ゼ・メティエ駅です。ここには科学史の殿堂ともいうべき国立工芸学院 (Conservatoire national des arts et métiers)と国立工芸博物館 (Musée des arts et métiers)があり、そのイメージに似合った潜水艦の中のようなデザインの駅になっています。以前から写真を撮りたかったのですが、なかなか11番線に乗る機会がなく、ようやく写真を撮ることができました。


Pentax *istD + DA16-45mm

調べてみたところ、この駅はベルギーのアーティストFrançois Schuitenによって1994年にデザインされたもの。この人は、同じくベルギーのアーティストBenoît Peetersとともに、漫画(bande dessinée)“Les Cités obscures(暗黒都市?)”シリーズを手がけている人物だそうです。2005年に愛知県で開催された愛・地球博のベルギー館のパビリオン構成も手がけたとか。


Pentax *istD + DA16-45mm

ジュール・ヴェルヌが描いたネモ船長のノーチラス号の内部をイメージしたような駅のインテリアは、過去と未来の狭間に入り込んでしまったかのような、不思議な古いSFの世界を表現しているようです。

Posted: 水 - 3月 29, 2006 at 08:04 午後          


©