昨日はボーヴェに行ってきました




最近、メインのゴシック研究が煮詰まり気味です。8月の上旬にイル=ド=フランスの広域ドライブ調査に出かけたときに、いくつか注目すべき教会堂をみつけて、そこに焦点を絞って研究を進めているのですが、どうにもモヤモヤと霧がかかっているような部分があります。しかし、その理由は自分でもわかっているのです。


 続いて訪れたボーヴェは、ゴシック大聖堂の中でももっとも天井高の高い 大聖堂で有名ですが、ここでの主たる目的は大聖堂ではなく、サンテティエンヌ教会堂でした。 ここは2度目に訪問となるのですが、かつて来たときは大聖堂の方に気を取られ、サンテティエンヌ教会を細部まで見尽くしていなかった印象があったので、今回は期待を込めて隅々まで見て回ったのですが、特に面白い発見はなく残念でした。(「イル=ド=フランス〜ノルマンディ旅行記 」より)

面白い発見がなくて残念などと言っている場合ではないんですね。先行研究を読めば読むほど、ボーヴェのサンテティエンヌ教会堂の重要性がわかってきました。というわけで、昨日はもう一度、電車の日帰りでボーヴェまで行ってきました。



半日ボーヴェにいて、ずっとこの柱にかじりついていました。実測して写真を撮ってスケッチして。さすがにここまでやってじっくり観察すると、前に見落としていたものが色々と見えてきます。少しだけ、先が見えてきました。

ただ、同じような写真が30枚ばかりもあるので、早めに整理しないと訳がわからなくなりそうです。

にもかかわらず、あさってから再びドライブ調査旅行に行ってきます。今回はピカルディ地方南東部からシャンパーニュ地方を抜けてブルゴーニュ地方に至る行程。サブ・メニューは「ブルゴーニュ地方の秋の味覚」です。

Posted: 月 - 9月 27, 2004 at 04:04 午前          


©