3たびボーヴェへ





現在進めている初期ゴシック建築の柱に関する研究が佳境に入りつつあり、今日は確認のため3たびボーヴェへ行ってきました。日本で研究しているとこうはいきませんが、パリからならボーヴェは片道11ユーロで1時間ちょっとの電車の旅です。

北へ向かう列車から見える田園風景は、すっかり冬の分厚い雲がたれ込め霧がかかっていました。



しかし、ゴシックの大聖堂は青空よりも冬空が似合う気がします。
写真はボーヴェ大聖堂ですが、今日の目的はこの近くのサンテティエンヌ教会堂。ところが11月になって冬時間になったため、午後は2時間しか開いていませんでした。長い昼休みにかかるのが嫌で午後から行った僕が悪いのですが、与えられた時間はわずかに2時間。完全に満足がいく調査ができたという感じではありませんでしたが、まあ最低限を確保といったところでしょうか。




パリに帰ってくると、もうすっかり暗くなっていました。写真はパリの北駅ファサードです。建築家J・I・イットルフによる1865年の作品。手前にギマールのメトロ入口を重ねて撮影したら、なんだかわかりにくくなってしまいました。ちなみに壁面に大きく貼ってある派手なポスターはユーロスター10周年を記念するもののようです。



Posted: 水 - 11月 3, 2004 at 06:20 午前          


©