イギリスと恐竜



Pentax *istD + DA16-45mm

実は先週、8泊9日イングランド一週ゴシック建築調査に行ってきました。色々検討してみた結果、もっとも経済的な旅は、飛行機でもユーロスターでもなく、パリからレンタカーで出発してドーヴァー海峡をフェリーで渡るというもの。せっかくイギリスは日本と同じ右ハンドル左車線だというのに、結局フランスで借りた左ハンドルのスマートで行ってきました。


Pentax *istD + DA16-45mm

僕の研究に必要な教会建築はイングランドに集中しているため、北アイルランドはもちろん、ウェールズやスコットランドにも足を伸ばさずに済んだのですが(とはいえ、スコットランドまで行ってC.R.マッキントッシュの建築を見たい気持ちはあったのですが・・・)、それでもイングランド一周はハードでした。日本で本州を一周するのと、どっちが長距離なんだろう?などと考えながら、毎日スマートを走らせていました。


Pentax *istD + DA16-45mm

それでも、お陰様で見たかった建築はすべてクリアすることができて、実りの多い旅となりました。今回撮りためた教会建築の写真は改めてご紹介するとして、今日の写真はオックスフォードの自然史博物館。19世紀の鉄骨造建築と、ゴシック様式の融合です。オックスフォードまで行って、この建築しか見ないのは僕くらいだろうな〜などと考えながら、この不思議な建築を満喫してきました。ところが、パリに帰ってきてネットサーフィンをしていてビックリ。TEZさんの忘れ物王の倫敦備忘録 によく似た雰囲気の写真がご紹介されています。一瞬、僕が見落とした別の部屋があったかと冷や汗をかきましたが、そちらはロンドンの自然史博物館だそうです。ちなみにネオ・ゴシック風のオックスフォードの自然史博物館が1854-60年の建築。ネオ・ロマネスク風のロンドンの自然史博物館が1873-81年の建築。どちらも、中世風のデザインに鉄骨とガラスという最新の技術を取り入れて、博物館の巨大空間を作り上げているわけです。恐竜も軽々と収容。
それにしても、今回の旅では車でロンドンに入ることを避けてしまいましたが、ロンドンも行きたいな〜・・・

Posted: 水 - 9月 14, 2005 at 06:23 午後          


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