Paris, je t’aime !



Pentax *istD + TAMRON AF18-200mm F/3.5-6.3

皆様、ご無沙汰いたしております。ついに2年間のパリ派遣任期が終了し、6月30日に帰国いたしました。最後の2,3ヶ月は研究成果のフランス語でのまとめと、日本への引越の準備に忙殺され、blogもHPも完全に更新がストップしてしまいました。色々な方に「最近、更新されませんね」と指摘され、なんとか帰国前に近況報告をしたいと思いながらも、あっという間に帰国の日が来てしまったというしだいです。


Pentax *istD + TAMRON AF18-200mm F/3.5-6.3

ただ、この間も写真だけは撮りためていましたので、当面は過去に遡ってこの数ヶ月の“Life in Paris”をご紹介していこうと思います。基本的にこのblogは、時間軸に沿った「写真日記」なので、過去の出来事は今日(7月2日)の記事よりも下にアップされていくことになる予定です。フォトギャラリーや旅行記などのページも徐々にアップしていきますので、そちらもよろしくお願いします。


Pentax *istD + TAMRON AF18-200mm F/3.5-6.3

それにしてもパリでの2年間の生活が終わって日本に帰ってくるのは、まるで長い夢から覚めていくような──というよりむしろ時間が巻き戻っていくような感覚でした。僕が住んでいたのは家具付きアパルトマンだったので、家具やインテリア装飾がひと通り揃っていたのですが、生活していくうちに、部屋は自分の気に入ったランプや小物そして布地などで埋め尽くされていき、最後にはもともとのインテリア装飾がすっかり覆い尽くされているような状況でした。ところが今回、引越のためにランプを元々あったものに戻し、床やソファーを覆っていたカバーを剥ぎ取り、壁や棚の上に所狭しと並んでいたお気に入りの小物たちを片づけていくと、そこに2年前に初めて入居したアパルトマンが現れてきました。引越で部屋が空っぽになるのとはまた少し違う、不思議な体験。時計を巻き戻したら、2年前の部屋がそこに登場したという強烈な感覚でした。


Pentax *istD + TAMRON AF18-200mm F/3.5-6.3

パリでお世話になった皆様、このblogを応援してくださった皆様に、妻ともどもこの場を借りて心からお礼申し上げます。そして、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
Je vous aime ! そして、Paris, je t’aime !!

Posted: 日 - 7月 2, 2006 at 09:17 午後          


©