ロシア製の中望遠レンズでパリを切り取る



Pentax *istD + JUPITER-9 85mm/f2

今日はカメラに、普段あまり使っていないロシア製の中望遠レンズをつけて出かけました。普段は広角系のズームレンズを使っているので目に見える景色が全部入る感じなのですが、このレンズを使うと<風景を切り取る>ということを強く感じます。


Pentax *istD + JUPITER-9 85mm/f2

今日は久々に良く晴れた一日でした。金曜日は夕方からギャルリー・コルベールのINHAで大学院のゼミがあり、オペラ座界隈に出かけることになります。写真はオペラ座の前のオペラ大通り。屋根の勾配を2段階にして屋根裏部屋の窓をとるこの形式は、17世紀のフランス人建築家フランソワ・マンサールの名前を取ってマンサール屋根と呼ばれるものです。下から見上げると空が広く感じます。

Pentax *istD + JUPITER-9 85mm/f2

オペラ大通りは19世紀に県知事オスマンによって開通された「オスマンの大通り」の一つで、突き当たりにオペラ座があります。こうしたパースペクティヴの焦点にモニュメントを置く手法と、通り沿いの建物の高さがそろえられている点などが、オスマンによる都市計画のポイントですが、上のマンサール屋根も大きな役割を果たしているように感じます。


Pentax *istD + JUPITER-9 85mm/f2

最近は、ゼミが終わるともうすっかり夜になっています。このホテル・デュ・ルーヴルはオペラ大通りのオペラ座と反対側のヴィスタとなっているホテル。このホテルの向こう側にルーヴルがあります。


Pentax *istD + JUPITER-9 85mm/f2

最後は、ギマールのメトロ入口です。ギマールといえば、先日行ったブリュッセルのオルタと並んでアール・ヌーヴォーの建築家の代表格。ギマールの住宅の内部もいつか見てみたいものです。

このレンズで撮った大きい画像の写真は、フォトギャラリー でご覧ください。

Posted: 土 - 11月 13, 2004 at 07:16 午前          


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