美術館の夜



Pentax *istD + DA16-45mm

5/14の土曜の夜は、「美術館の夜」(Nuit des Musées)と称して、夕方6時から深夜1時まで、多数の美術館が無料開放されました。美術館によってはその時間に色々なイベントを開催するところも。そのなかで僕が行ったのは、Musée des Arts et Métiers(技術工芸博物館)。同博物館のHPによれば、写真の原理に関するデモンストレーションと、幻灯機(Lanterne Magique)に関するデモンストレーションがあるとのことで、かなり期待して出かけました。なんといっても、世界で最初のカメラといわれるダゲレオ・タイプは1839年にフランスで誕生したものだし、この博物館はそうしたものを収蔵している博物館なので、きっと「暗い部屋(カメラ・オブスキュラ)」まで遡ってカメラの歴史や原理を、体験させてくれるのではないかと、期待したわけです。また、もう一方の幻灯機についても、この博物館には1797年にロベルトソンが開催したファンタスマゴリー上映会で用いられた幻灯機が収められているわけで、もしやオリジナルと同じファンタスマゴリーの上映が見られるのではないかと期待していました。


Pentax *istD + DA16-45mm

ところが実際に行ってみると、写真と幻灯機に関するイベントは子供向けのもの。「もし子供がいるなら参加してもいけど」と言われてしまいました。子供たちは透明のフィルムにお絵かきをして楽しんでいる様子。すっかり期待はずれの残念な結果となりました・・・ちなみに今日の写真は、Aderの飛行機に関する説明風景。Aderはコウモリの翼にインスピレーションを得てこの飛行機を設計したそうです。

Posted: 日 - 5月 15, 2005 at 05:54 午前          


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