印象派の島




© Pierre Auguste RENOIR

今日は僕の誕生日。ということで日曜日の昼下がり、パリ近郊にある「印象派の島」と呼ばれるセーヌ川の中州に行ってきました。お目当ては写真のレストラン・フルネーズ。ここはオーギュスト・ルノワールが描いた「船遊びの昼食」(Le Déjeuner des Canotiers, 1881)の舞台となったレストランとして有名です。実際に描かれたのは、写真の奥の方に小さく見えている、紅白のストライプの庇がかけられたテラスとのこと。


Pentax *istD + DA16-45mm

このテラスがその舞台となったところ。印象派の島は、もう少し暖かくなって草木が芽吹いてくるとさぞかし美しいところなのでしょうが、さすがにまだ冬景色でした。実は、この中州から橋を渡ったところにあるシャトゥーという町で、来月上旬に開催されるピアノ・コンクールに妻が出ることになっていて、今日はその下見もかねて、「印象派の島」の訪問でした。パリからRERという近郊列車に乗って30分もかからないところで、歴史を楽しみながら美味しいフランス料理を楽しめるというのはいいですね。ただ周辺は開発が進み、パリの歴史的景観とはまったく異なります。「多摩川上流の多摩地区のような風景」とは妻の談。

Posted: 月 - 3月 14, 2005 at 06:58 午前          


©