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ノートル=ダムの塔の上で怪物たちに出会う
Pentax *istD + DA16-45mm
初めてノートル=ダムの塔に上り、有名な怪物たちに対面してきました。
Pentax *istD + DA16-45mm
彼らはガーゴイルとしての機能、すなわち雨樋に流れる雨水を地面に落下させる役目は果たしておらず、純粋に飾りのための怪物彫刻です。19世紀フランスの修復建築家として名高いヴィオレ=ル=デュクが、1850年頃、ノートル=ダムを修復したときにデザインしたもの。
Pentax *istD + DA16-45mm
このアングルで写真を撮ると、この怪物はあたかもエッフェル塔を眺めているかのようですが、これらの怪物彫刻がデザインされたのはエッフェル塔が建設される40年ほど前のこと。ちなみにV.ユゴーの『ノートル=ダム・ド・パリ』の出版は1831年なので、この有名な物語はヴィオレ=ル=デュクによる修復に15年ほど先行していることになります。
Pentax *istD + DA16-45mm
ヴィオレ=ル=デュクが、ユゴーのカジモドから着想を得たのかどうかはわかりませんが、この怪物たちには不思議な物語性を感じてしまいます。写真は、哀愁を漂わせた、頬杖をつく翼ある怪物の背中。
Pentax *istD + DA16-45mm
よく見ると、かなりリアルな描写でグロテスクな怪物もいます。
Pentax *istD + DA16-45mm
僕にはこの怪物が、「これがあれを滅ぼすだろう」の名ゼリフで有名な『ノートル=ダム』の司教補佐クロード・フロロに見えて仕方ありません。
Posted: 木 - 4月 20, 2006 at 02:22 午前
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