モンマルトルと階段





今日は、モンマルトルの丘の上のサン=ピエール・ド・モンマルトル教会堂を何度目かの訪問。いま、興味を持って調べているのは写真の黒い柱です。この柱は、教会堂の建築自身よりも古いもので、教会堂は中世のものですが、柱は古代まで遡ると考えられています。12世紀にこの教会堂が新しく建て直されたとき、それ以前に建っていた教会堂の柱が再利用されたわけです。

教会堂についてはこのくらいにして、今日は行き帰りに撮ったモンマルトルの階段の写真をご紹介します。




この階段はメトロのラマルク・コーランクール駅の近くのもの。パリの写真集などでも、時々見かける階段です。




上の方に、サクレ・クールのドームが顔をのぞかせています。




この階段を上ると、モンマルトル頂上の有名なテルトル広場。今は似顔絵描きの絵描きたちで溢れかえっていますが、かつてはサン=ピエール・ド・モンマルトル教会堂の教会前広場だったところです。




建物と建物の間の細い隙間に急勾配の階段が設けられているため、階段のあるところはパリを見渡す絶景ポイントにもなります。彼方に見える高層ビルはモンパルナス・タワー。我が家はあのビルの向こう側です。

Posted: 木 - 12月 9, 2004 at 04:50 午前          


©