夕月夜のセーヌ





僕の所属する研究室のゼミは、毎週金曜日の夕方5時から7時に行われています。冬のあいだはゼミが終わるともう真っ暗だったので、ゼミに自転車で行くのはやめていました。僕の折りたたみ自転車にはまともなライトがついていないので、夜の車道を走るのはちょっと危険なので。でも最近は日も長くなってきたので、今日は自転車でゼミに行ってみました。帰り道はちょうど日が暮れ始める時間です。




刻一刻と日が暮れて空の色が濃くなっていくこの時間は、いつもの何でもない風景を最高に美しく見せてくれる時間でもあります。いま見えた綺麗な色合いが、カバンからカメラを出しているあいだにもう変わってしまう。そんな刹那の美しさがたまりません。




そんなことを僕に言われるまでもなく、みんなこの黄昏時の風景を楽しんでいるというわけで。




船から見るセーヌもいいですが、僕は橋から見るセーヌが好きですね。橋を渡るたびに写真を撮っている気がします。ちなみに今日の撮影ポイントは、ルーヴルの中庭からセーヌの側に出てすぐのカルーゼル橋。この橋からの景色はお勧めです。
この週末からいよいよサマータイムが始まります。そうすると日が暮れる時間が一気に1時間遅くなるため、ゼミの帰りにこの景色を楽しむことはできなくなります。今日のこの色合いとの出会いは貴重でした。

Posted: 土 - 3月 26, 2005 at 07:22 午前          


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