夜の散歩



Pentax *istD + DA16-45mm

冬が近づくにつれ日が暮れるのが早くなるのは当たり前ですが、冬時間の開始に伴い一気に1時間も早く日が沈むようになるというのは、体感的には怒濤の冬の訪れという感じです。11月に入ってからフォトギャラリー の写真も夜景ばかりになっていますが、今日もまた夜の散歩となりました。写真はパレ・ロワイヤルの夜景。パレ・ロワイヤルには冬の早朝や夜の張りつめた冷たい空気が似合う気がします。


Pentax *istD + DA16-45mm

1枚目に続いてパレ・ロワイヤルの列柱廊。ギャルリー沿いには古いショップが立ち並んでいます。パレ・ロワイヤルの建設は1781-89年ということなので、フランス革命前ということになります。1789年7月14日のバスチーユ襲撃のきっかけともなった演説集会が行われたのはこの柱廊に囲まれた中庭だったそうです。そうした歴史的背景の一方で、このギャラリーのビルディング・タイプがパサージュの原型となったとも見なされており、その意味でも重要な建築です。


Pentax *istD + DA16-45mm

こちらはギャラリーの外側に面する劇場「パレ・ロワイヤル座」。このあたりには、<抜け道>と呼ぶにふさわしい短いパサージュや階段が多く、夜のパリ散歩を楽しむには最高の雰囲気を醸し出しています。


Pentax *istD + DA16-45mm

こちらはパレ・ロワイヤルの近くのパサージュ・ショワズール 。夜7時を過ぎると店も閉まり、僅かな照明だけがこの小道を照らしています。ちょっとした異空間が作り出されている感じ。


Pentax *istD + DA16-45mm

最後は、ショーウィンドウでみかけたブルドッグのぬいぐるみ。クリスマスが近づくにつれ、ショップのショーウィンドウもあれこれと趣向が凝らされ、見ているだけでも楽しくなってきます。

Posted: 土 - 11月 6, 2004 at 08:24 午前          


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