Square de Montsouris



Pentax *istD + DA16-45mm

土曜日、中華街に米などの食材の買い出しに行ったついでに、モンスーリ公園の界隈を散歩してきました。今回の目的は写真の小道Square de Montsourisです。ここは1922年に建築家Jacques BONNIERによって計画された小道で、両脇にはパリでは珍しい戸建て住宅が軒を連ねています。道は勾配がつけられた石畳で、この道に面する住宅は折衷的な様式による装飾的なデザイン。言うなれば、ちょっとしたテーマパークのような雰囲気です。


Pentax *istD + DA16-45mm

どの家も、小さな前庭に様々な植物を生い茂らせ、それがまた独特の雰囲気を作り出しています。


Pentax *istD + DA16-45mm

モンスーリ公園側からこの小道に入ると、道は緩やかに右にカーブしながら、まず上り坂になり、その後ふたたび下り坂になって大通りへと出ます。そして、この小道の終わり付近まで来ると、正面に大きく窓を開けた白いモダニズム住宅が見えてきます。


Pentax *istD + DA16-45mm

このモダニズム建築こそ、ル・コルビュジエがパリで最初に建てた建築、アメデ・オザンファンの住宅兼アトリエ(1923年)です。オザンファンは、ル・コルビュジエとともに1920年に『エスプリ・ヌーヴォー』誌を創刊した人物。Square de Montsourisが作り出す古い物語のような風景と、ル・コルビュジエの対比が、面白い建築体験をさせてくれました。

Posted: 日 - 4月 10, 2005 at 06:17 午前          


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