土曜日、中華街に米などの食材の買い出しに行ったついでに、モンスーリ公園の界隈を散歩してきました。今回の目的は写真の小道Square
de
Montsourisです。ここは1922年に建築家Jacques
BONNIERによって計画された小道で、両脇にはパリでは珍しい戸建て住宅が軒を連ねています。道は勾配がつけられた石畳で、この道に面する住宅は折衷的な様式による装飾的なデザイン。言うなれば、ちょっとしたテーマパークのような雰囲気です。
このモダニズム建築こそ、ル・コルビュジエがパリで最初に建てた建築、アメデ・オザンファンの住宅兼アトリエ(1923年)です。オザンファンは、ル・コルビュジエとともに1920年に『エスプリ・ヌーヴォー』誌を創刊した人物。Square
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Montsourisが作り出す古い物語のような風景と、ル・コルビュジエの対比が、面白い建築体験をさせてくれました。