St-Augustin教会堂



Pentax *istD + DA16-45mm

最近、ゴシック建築の研究と平行して19世紀の鉄骨造建築のことを調べています。写真はパリ8区にあるサン=トーギュスタン(St-Augustin)教会堂。ファサードには教会堂の幅いっぱいの直径を持つ薔薇窓が配され、奥にはドームを頂くフランスの教会堂としては特異なデザイン。僕はいつも、心の中で「一つめ小僧」と呼んでいます。この教会堂は、19世紀パリの鉄骨造建築の代表作レ・アール(現在のフォルム・デ・アールは20世紀のもの。これも数年のうちに立て替えられる予定。)の建築家として知られるV・バルタールによる1860-71年の作品。


Pentax *istD + DA16-45mm

この近くに行く用事があったため、初めて中に入って写真を撮ってきました。が、暗くていい写真が撮れず・・・。1枚目の外観は今年の初め頃、通りすがりに撮ったものです。中に入ってみて面白かったのは、1廊式の内部空間を、街灯のようなランプの列で仕切って、3廊式の教会堂のような構成にしていること。街灯もまた、19世紀の鉄骨、鋳鉄の建築文化の派生形ですから、鉄骨の教会堂との相性はいいようです。

Posted: 土 - 9月 17, 2005 at 01:55 午前          


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