ソルフェリーノ橋



Pentax *istD + DA16-45mm

今日は、パリで最古の教会堂の一つサン=ジュリアン=ル=ポーヴル教会堂の調査に出かけました。ところが今日は扉が閉ざされており、中に入れず。また出直します。


Pentax *istD + DA16-45mm

サン=ジュリアン=ル=ポーヴル教会堂は、中世の早い時期にはパリ大学の集会室のような役割を果たしていたようですが、12世紀後半に現在の教会堂が建設されたと考えられています。この教会堂の周りは細い路地が入り組んでおり、そこから見るノートル=ダムにはいつもと違う趣を感じます。おそらく中世にもこの道から、同じ角度でノートル=ダムが見えたのでしょう。


Pentax *istD + DA16-45mm

せっかくセーヌ川沿いまで出てきたので、以前から興味のあったソルフェリーノ橋を見学してきました。時代は一気に現代に飛んで、1997-1999年に建設された歩道橋。建築家はマルク・ミムラム。オルセー美術館とチュイルリー庭園をつなぐ橋になっています。


Pentax *istD + DA16-45mm

この橋の特徴は、上の写真のような二重構造。河岸のレベルを結ぶ橋と、道路レベルを結ぶ橋とが橋の頂点で一体化します。


Pentax *istD + DA16-45mm

ウッド・デッキの曲面が混ざり合う構成から横浜の大桟橋を思い出しましたが、もちろんあれほど複雑な構成ではありません。むしろシンプルな対称形となっています。


Pentax *istD + DA16-45mm

写真、正面に見えるチュイルリー庭園にアクセスするためには、この橋から地下のレベルに下り、前面の道路をくぐって行くことになります。なかなか面白い作りですね。せっかくなので僕もチュイルリー庭園まで行ってみました。そこで撮った写真は、フォトギャラリー の方でどうぞ。

Posted: 水 - 12月 8, 2004 at 06:28 午前          


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