サン=ジェルマン=デ=プレ教会堂



Pentax *istD + Flektogon 20mm/f2.8

前日に見学したポントワーズ大聖堂の周歩廊部分と、ほぼ同時期に建設されたパリのサン=ジェルマン=デ=プレ教会堂。記憶が新しいうちに比較しておこうと、久々に内部をじっくりと見学してきました。


Pentax *istD + Flektogon 20mm/f2.8

やはりこの教会堂の多色彩の装飾は美しいです。金色に彩色された、天井のリブとそれを受ける細いシャフトは、石材としての物質性を失い、金属の針金のような軽さで天井を支えているように見えます。


Pentax *istD + Flektogon 20mm/f2.8

彩色されていない放射状チャペルでは、この建築が石造であることを再認識させられます。それにしてもリブを受けているのはやはり、極限まで繊細化された細いシャフト。このシャフトの細さが、ゴシック建築の内部空間を軽快なものにしているわけです。

Posted: 水 - 2月 15, 2006 at 07:08 午後          


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