グラン・パレの遊園地



Pentax *istD + DA16-45mm

大晦日の12/31は、グラン・パレの遊園地へ。秋にも文化財の日を記念して一時的に一般公開 されていましたが、そのときには、工事現場のようながらんどうの空間で、正直なところ、いまひとつこの空間の魅力がわかりませんでした。今回は、年末年始の期間限定イベントとしてグラン・パレの遊園地です(正式なイベントの名称は失念してしまいました)。


Pentax *istD + DA16-45mm

正直、子供向けのイベントだろうと期待していなかったのですが、中に入ってビックリ。グラン・パレの巨大ドームにぶつかりそうな大観覧車が中央に設置され、そのほかにも絶叫マシンからメリーゴーランドまで、様々なアトラクションがお互いにぶつかるのではないかと心配になるくらいの近さで、文字通り目白押し。ただ、天井のドームも骨組み、観覧車も骨組み、絶叫マシンも骨組みというわけで、見上げると鉄骨の骨組みばかりが複雑に絡み合う空間で、その面白さを写真で捉えるのが思いのほか難しかったのでした・・・


Pentax *istD + DA16-45mm

せっかくなので、大観覧車に乗ってみました。ドームの天井すれすれの高さから見下ろすグラン・パレは圧巻。もともと、グラン・パレは博覧会建築ですから、昔からこういう期間限定イベントはお手の物だったはずです。古い白黒写真でグラン・パレでの博覧会の様子を見たことはありましたが、それが現代に蘇ったような感覚です。


Pentax *istD + DA16-45mm

さすがはフランスと感心したのは、大人のための居場所も用意されていること。来訪者の半分以上が子供連れの両親という印象でしたが、会場内には写真のようなシャンパンと生牡蠣を供する「牡蠣バー」も。


Pentax *istD + DA16-45mm

一方、子供も大人も大喜びで並んでいたのは、こちらのお菓子屋さん。まるで「チャーリーとチョコレート工場」の世界です。僅か1ヶ月に満たないイベントで、これだけ内容の濃い「夢の世界」を作り出せるフランスという国に、改めて感動した一日でした。

Posted: 日 - 1月 1, 2006 at 03:13 午前          


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