プティ・パレ



Pentax *istD + TAMRON AF18-200mm F/3.5-6.3 XR

去る2005年12月に修復を終えてリニューアル・オープンしたプティ・パレに行ってきました。プティ・パレと向かい合って建つグラン・パレの方にはすでに何度か訪れていますが、プティ・パレは初めてです。ちなみにグラン・パレの方はまだ修復が続いていて、2007年にオープン予定とのこと。


Pentax *istD + TAMRON AF18-200mm F/3.5-6.3 XR

プティ・パレとグラン・パレは、ともに1900年の万博のために建築家シャルル・ジロー(Charles Girault,1851-1932)によって建設されたもの。この敷地にはもともと、同じく1855年の万博のために建てられた産業館(Palais de l'Industrie)があったのですが、これに変わるものとして新築されたのが、これら2つの博覧会建築というわけです。


Pentax *istD + TAMRON AF18-200mm F/3.5-6.3 XR

もちろんグラン・パレに比べれば、その規模は《プチ》かもしれませんが、美術館としての規模はかなり巨大。その規模と、写真のように半円の円弧を描く変則的な平面構成は、中で迷子になるには十分すぎるほどです(実際には円弧の周りで台形状に展示室が並ぶため、平面図を見ずに半円だと思って歩いていた僕には、いっそう迷子感が強まりました)。所蔵美術品もかなり充実していて、想像していた以上にすばらしい美術館でした。


Pentax *istD + TAMRON AF18-200mm F/3.5-6.3 XR

建築的なハイライトは、入り口を入ってすぐの大ギャラリーと、この写真の中庭に面した回廊でしょうか。床モザイクと金色の天井画が異国情緒を醸し出しています。


Pentax *istD + TAMRON AF18-200mm F/3.5-6.3 XR

1900年というアール・ヌーヴォーの時代を感じさせてくれたのが、地下の展示室に降りる階段の装飾。写真よりも実物の方がなお美しい階段です。

Posted: 日 - 1月 22, 2006 at 06:56 午後          


©