久々にパリ観光



Pentax *istD + DA16-45mm

今日は2つ記事があります。けれど、どちらも昨日の話。2つめはこの記事の下にあるサーカスの話題です。
昨日(日曜日)は、あまり行ったことのないところを中心に、パリを歩いてきました。まずはクリュニーの中世美術館。毎月第一日曜日は入館無料ということで、気軽に中世美術を楽しめます。数年前に2,3度訪れたことがありますが、今回は久々の訪問です。


Pentax *istD + DA16-45mm

いま、企画展でカタロニア・ロマネスク美術の展覧会を開催中で、今回の訪問の主たる目的はこれでした。僕自身、同じ中世美術史(建築史)を専門にしているといっても、北フランスのゴシックとスペインのカタロニア・ロマネスクではまったくと言っていいほどスタイルが異なります。今回の特別展示では、写真のような木彫りの彫刻が何点か来ていました。ゴシック大聖堂で見られる石の彫刻とは違い柔らかさがあります。


Pentax *istD + DA16-45mm

その後、セーヌ川を渡り右岸へ。オテル・ド・ヴィル(市庁舎)前の広場がスケートリンクになっていました。


Pentax *istD + DA16-45mm

同じ、市庁舎前の広場ではなにやらパフォーマンスをする人々も。


Pentax *istD + DA16-45mm

市庁舎の裏手、サン=ポール教会堂の方に向かう道には、パリでは珍しい中世の民家が残っています。16世紀初頭の建築と考えられています。


Pentax *istD + DA16-45mm

さらに、サン=ポール教会堂とセーヌ川に挟まれた地区には、中世以来の邸宅密集地域を再開発したヴィラージュ・サン=ポールがあります。中庭が次々に連なっていく空間はなかなか面白そうだったのですが、あまりじっくり見ることができなかったので、ここは改めてレポートすることにします。


Pentax *istD + DA16-45mm

その後、写真のヴォージュ広場を抜けて北へ向かいました。ヴォージュ広場は17世紀初頭に国王アンリ4世の下でルイ・メトゥゾーにより計画されたもので、約150m四方の巨大な広場を統一された煉瓦のファサードが囲むものです。当初は国王広場と呼ばれていました。

Pentax *istD + DA16-45mm

煉瓦のファサードの建築群は、広場に面して1階にヴォールト天井の回廊をめぐらせています。ヴォージュ広場を抜けた後は、建築家イットルフの「冬のサーカス」を見に行ったのですが、それは別エントリーにしました。

Posted: 火 - 12月 7, 2004 at 06:16 午前          


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