グラン・パレ



Pentax *istD + DA16-45mm

修復中のグラン・パレが先日の文化財の日から2週間ほど特別公開。最近の「ガラスと鉄骨の近代建築」巡礼の一環として、是非とも訪れておきたいと見学してきました。とはいえ、さすがに未だ修復中の工事現場という印象は強く、この建築の本当の魅力を見てきたという気分にはほど遠い感じです。


Pentax *istD + DA16-45mm

この建築は1900年のパリで開催された万国博覧会の会場となったもの。このタイプの万博会場の創始としてもっとも重要な建築はもちろん、1851年のロンドン万博の会場となったクリスタル・パレスです。しかし、クリスタル・パレスは現存せず、また1889年のパリ万博の機械館(galerie des machines)も現存しない今となっては、グラン・パレは最後の19世紀的博覧会建築といえるでしょう。完全に修復が終わったら(予定では2007年とのこと)また訪れたいものです。

Posted: 木 - 9月 29, 2005 at 03:10 午前          


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