ノートル=ダム〜マレ散歩



Pentax *istD + Biotar 58mm/f2

最近、家に籠もりっきりで論文の作業を進めているため、ほとんど外に出ていませんでした。先週の土曜日にはガイドを頼まれて建築を見て回ったものの、その前あたりから家に籠もっていたため、このページもベランダのチューリップの写真でごまかしている感じ。そんなわけで今日は、夕方からゼミもあることなので、少し早めに家を出てノートル=ダムのあたりからマレ地区にかけて、奥さんと一緒に散歩してきました。写真はノートル=ダムの東側外観。


Pentax *istD + Biotar 58mm/f2

これはノートル=ダムから橋を渡った北側にあるサン=ジェルヴェ=サン=プロテ教会堂内にある巨大なパイプ・オルガン。フランスにおけるバロック音楽の代表的存在(という括り方をしていいのかわかりませんが)であるクープラン一族が弾いていたというオルガンです。大クープランと呼ばれるフランソワ・クープラン(1668-1733)は若干11歳でこの教会堂のオルガン奏者に就任したとか。いま僕の奥さんがラヴェルの「クープランの墓」という曲を弾いていて、パリにおけるクープランゆかりの場所を見ておこうと、見学に来たわけです。


Pentax *istD + Biotar 58mm/f2

この教会堂のファサードはとってつけたようなルネサンス様式で僕はあまり好きではないのですが、内部はきわめて装飾的なフランボワイヤン・ゴシック。写真はチャペル内のリブ・ヴォールトの飾りです。この教会堂の東側の広場は古い時代の雰囲気を残していてとても魅力的なのですが、その話は以前にも写真でご紹介 しました。


Pentax *istD + Biotar 58mm/f2

その後、マレ地区まで歩いて行って、今日の昼食はこれ。ユダヤ人街の名物ファラフェルです。ピタ・パンのなかにアラビア風の香料で味付けされた色々な野菜と、さらに揚げたてのレンズ豆のコロッケと揚げ茄子が入ります。フランス風の冷たいバゲットのサンドイッチと比べると、熱々で食べれるというというのが嬉しいところ。初めて食べたのですが、はまってしまいそうな味です。
(写真中央の白いぼやけた物体は、揚げ茄子に突き刺さったフォークです。)


Pentax *istD + Biotar 58mm/f2

マレ地区の目抜き通りフラン・ブルジョワ通りに立ち並ぶ洒落た雑貨屋をのぞいたり、カルナヴァレ美術館でパリの歴史に触れたりした後は、ヴォージュ広場でひと休み。ヴォージュ広場は太陽の光に誘われて集まった人々で溢れかえっていました。


Pentax *istD + Biotar 58mm/f2

ゼミ前に散歩ですっかり疲れてしまって、ベンチで休みながら頭上の木漏れ日を撮影。春の緑は本当に綺麗です。

Posted: 土 - 4月 23, 2005 at 06:17 午前          


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