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2005.09.04 イングランド建築調査2日目! ![]() 2日目は南イングランドの海岸沿いを西に向かってドライブ。 途中の海岸で、あまりにも綺麗な景色にしばし車を止めて休憩。 ![]() この日、最初の目的地がこのチチェスター大聖堂。 あまり有名な建築ではありませんが、僕の研究にとって 今回の調査の目的の一つともいえる重要なものでした。 ![]() 身廊は、ゴシック以前のノルマン・ロマネスク様式。 ![]() それに対して内陣は、1187年の火災以降に 当時のイギリスの最先端のデザインであった初期ゴシック様式で再建されています。 黒いパーベック大理石のシャフトで装飾するスタイルは この建築よりわずか10年ほど前に、イギリスで最初のゴシック建築として再建された カンタベリー大聖堂のデザインを模したもの。 ![]() 初期ゴシック建築の柱を研究している僕にとって この柱を見るためにここまで来たと言っても過言ではありません。 ![]() ちなみに、上の写真の背後に映っていた赤いステンドグラスは、シャガールの手によるものでした。 ![]() 続いて訪れたのはウィンチェスター大聖堂。 ![]() 天井のリブ・ヴォールトが、繁茂する植物のように装飾的なデザインとなるのは イギリスのゴシック建築の特徴の一つです。 ![]() ウィンチェスター大聖堂は、交差廊の部分にノルマン・ロマネスク時代の建築が残っているようでしたが、 ここより奥に入ることができず、じっくりと観察することはできませんでした。 ![]() ウィンチェスター大聖堂、南側ファサード。 ![]() この日、最後の見学はロムジー・アビー。 ![]() 1120年頃から建設が始まったと考えられるこの建築は、 ノルマン・ロマネスクの傑作の一つといえるでしょう。 アーチやコーニスを飾るジグザグ(zigzag)装飾や ヴォールト状に曲面を描く木造の天井が素晴らしい美しさとなっています。 ![]() 交差部の彩色された木造天井も、この建築のハイライトの一つ。 この日はそのままソールズベリーまで車を走らせ、予約していたゲストハウスにチェックイン。 驚いたことに、レンタカー2台で来ていた日本人のグループと一緒になりました。 フランスでは、旅先で車を運転する日本人には出会ったことがありませんでしたが、 さすがにイギリスは、英語の通じる右ハンドルの国ということで、ドライブする日本人も多いのでしょうか。 全体マップへ England Photo Gallery 3日目へ 最新のフォトギャラリーはこちら。 |
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