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2005.7.6-7.8
ロワール古城巡りの旅に行ってきました。
スタートは、トゥールの旧市街。広場に面して古い木造の民家が建ち並んでいます。




最初に訪れた城は、アゼ=ル=リドー城。
規模こそ小さめですが、 池に張り出したこの城の美しさは
ロワールの数ある古城の中でも、群を抜いているといえるでしょう。



「眠れる森の美女」のモデルとなったことで有名なユッセ城。
15-16世紀の城郭で、純白の城と、背後の深い森の緑と対比が印象的です。



ユッセ城は、中世の軍事的な城のデザインを残しており、
屋根の少し下のレベルに、見張りの兵が歩き回るための通路が設置されています。

窓と窓の間には矢狭間が設けられ、
侵入者に対して弓矢で攻撃することができるようになっています。
こういう城が〈ロマンチック〉に思えることには、ディズニーの影響を見るべきか、
それとも、ここを舞台に「眠れる森の美女」を著したペローにまで遡るべきでしょうか。



続いて、美しいフランス式庭園で有名なヴィランドリ城。


よく手入れされ、刈り込まれた植物が幾何学模様を織りなすのがフランス式庭園の特徴。
刈り込みの高さは低いので、いわゆる「迷路」にはなりません。



せっかくの「ロワール古城巡り」なので、
1泊くらいは古城に宿泊してみようと泊まったのが
写真のシャトーホテル、シッセー城。



リブ・ヴォールトと石畳が中世を感じさせる入口のトンネル。
ホテル内のどこかで使うのか、朝には荷車で薪を運んでいました。


客室からレストランに移動する際は、この中庭を通ることになるのですが、
ちょうどこの日は、大型バスで乗り付けた日本人の団体客と一緒になってしまい、
僕ら自身を含めて、全体の宿泊客の半分が日本人という状況。
ホテルの部屋から中庭を見下ろすと
写真を撮る日本人の姿ばかりが目立ちます。
かくいう僕も、その一人なのですが・・



さて2日目は、ホテルからほど近いシュノンソー城からスタート。
ロワールの支流シェール川をまたぐ橋が、そのまま城となっているもの。
ここは間違いなく、ロワール古城巡りのハイライトの1つでしょう。



橋の上の大部分は写真のような、大ホールとも呼べそうな巨大ギャラリーとなっています。
一方、居室や厨房などの機能の詰まった城館部分は橋の一端に集中しているというわけです。



居室部分から見た橋(ギャラリー)の外観。
2階ギャラリーの窓のデザインには 、
イタリア・ルネサンスからの影響を強く感じます。




続いて訪れたのはレオナルド・ダ・ヴィンチの終の棲家として知られるクロ・リュセ(左)。
レオナルドをイタリアから呼び寄せたとされるフランス国王フランソワ1世は、
アンボワーズ城(右)から地下通路を通って、しばしばクロ・リュセを訪れ
晩年のレオナルドと語り合ったといわれます。



続いて訪れたのはブロワ城。
13世紀から17世紀に至るまでの様々な様式を持つ棟が、中庭を囲む配置になっています。
写真は15世紀末から16世紀初頭のルイ12世翼と礼拝堂。



こちらは、おそらくブロワ城でもっとも有名な
フランソワ1世翼(16世紀前半)の大螺旋階段。



同じ螺旋階段の細部。
フランソワ1世の螺旋階段といえば、
次に出てくるシャンボール城の二重螺旋が真っ先に思い浮かびますが
螺旋階段の優美さとしては、ブロワのそれもまったくひけをとりません。


こちらはブロワ城のなかでも最古の部分である13世紀の大ホール。
天井のヴォールトは王家の紋章である百合の花(fleur de lys)で埋め尽くされています。



2日目の最後に訪れたのは、おそらくロワールの城館のなかでも、もっとも有名なシャンボール城。
シャンボールの敷地に入ってから城にたどり着くまでに、
車でかなり走らなければならないほど広大な森に囲まれたこの建築は、
森の中心の、あきれるほど巨大な空き地の中心に建ち、
その偉容で圧倒的な存在感を示しています。


こちらが有名な二重螺旋階段。
二重螺旋であることを写真で示すのは難しいですね。
右の写真の入口から階段を上っても、
すぐ上に見ている手すりの部分には、決して辿り着かないというわけです。
建築の平面は、十字形の廊下で田の字型に分節され、
その中心に、この二重螺旋階段が配されるという構成になっています。


二重螺旋階段を最上階まで上ると、写真左のような塔から屋上に出ることができます。
屋上には様々なデザインの無数の塔が林立し、
その屋根の重なり合いを見ているだけでも、飽きることがないほど。


16世紀前半にフランソワ1世によって建設されたこの城は、
フランスにおけるルネサンス様式の草分け的存在とも位置づけられます。
とはいえ、まだらの斑点のように見える円形や菱形の模様や
ゴシック的なディテールが混ざり合い、なんとも奇妙な様相を呈しています。



3日目はロワール川沿いの教会建築を見て回りました。
まずはオルレアン大聖堂。



続いてジェルミニー=デ=プレ教会堂。
カロリング期まで遡るこの教会堂は、フランス最古のものの一つ。
皇帝シャルルマーニュ(カール大帝)によって建設されたアーヘンの宮廷礼拝堂を模して
建設されたものと考えられます。


東側のアプスの半ドームにはモザイク画が描かれています。
ビザンチン様式の影響を色濃く受けたこのモザイクは19世紀に修復されたものとはいえ、
現存するフランス最古のものとして、きわめて貴重なもの。



もう一つ、ロワール川沿いで重要なのがサン=ブノワ=シュル=ロワール教会堂。
サン=ブノワ(聖ベネディクト)の聖遺物を奉る重要な修道院だったこの教会堂は、
特に写真の鐘塔玄関部分がフランスの初期ロマネスク建築の傑作として有名。



最後に、ロワール川から離れブルゴーニュ地方まで車を走らせ、ヴェズレーまで行ってきました。
写真はヴェズレーのマドレーヌ教会堂、東側部分の外観。


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