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2005.09.06 イングランド建築調査4日目! ![]() まずは朝からグロスター大聖堂を見学。 ![]() 街中を歩いているときに、やけに本格的なカメラを持った大学生風の日本人をみかけるな、と思っていたところ 大聖堂内で合流し、コミュニケーションをとることができました。 なんと驚いたことに、1日前にソールズベリーのホテルで一緒だったグループ。 しかも大学の建築研究室で、広場調査のためにイギリスをまわっているというご同業の皆さんでした。 先生とその奥様が自らハンドルを握り、2台の車で学生諸氏を連れて各地を回られているそうです。 ![]() さてグロスター大聖堂は、写真のようにノルマン・ロマネスクの巨大な円柱と その後、ゴシック時代に再建されたリブ・ヴォールトの天井の融合が、独特の空間を作り出しています。 ![]() 交差部のリブ・ヴォールト。 ![]() グロスター大聖堂でもっとも有名なのは、回廊の装飾的なリブ・ヴォールトでしょう。 ![]() イギリスのゴシック建築の一つの特徴である、 扇が広がったようなデザインの、いわゆるファン・ヴォールトの代表作 。 ![]() 映画『ハリー・ポッター』の撮影に使われたとか、そんなことは関係なく、とにかく必見の空間です。 ![]() 続いてグロスターの北にあるテュークスベリー・アビーへ。 自分の研究に関係することで確認したいことがあったために、どうしても行っておきたかった この旅の重要な目的地の一つ。 とはいえマニアックな建築なので、こんなところに来る日本人はいないだろうな、と思っていたところ なんと各国語で配布されているパンフレットの中にはちゃんと日本語版がありました。 ![]() 建築の方は、グロスターとよく似たノルマン・ロマネスクの大円柱とゴシックのリブ・ヴォールトが組み合わされたデザイン。 ![]() 僕が見たかったのはこの壁面。 今まで、とある研究書に載っていた小さな白黒写真でしか見たことがなかったのですが ようやく実物を見ることができました。 ![]() 最後に、テュークスベリーで印象に残ったステンドグラスの写真。 現代のアーティストの手によるものですが、とても美しく、建築と良く調和していました。 ![]() 続いて、再びコツウォルズの丘陵地帯に入り、チッピング・カムデンの村へ。 前日に訪れたカースル・クームの村落よりもかなり大きい、町と呼んだ方がふさわしい規模に感じました。 ![]() 長く続く街中のメインストリート沿いに、古い石造の住宅が軒を連ね 印象的な街並みを作り出しています。 ![]() メインストリートに面しては、各住戸がぴったりとファサードを重ね合わせて街並みを作り出す一方で 裏側には、こういう気持ちのいい裏庭を備えているという構成になっているようです。 ![]() その裏庭のカフェで 、アフタヌーン・ティーとスコーンでひと休み。 しっとりしたスコーンとクロテッド・クリームが素晴らしいおいしさでした。 ![]() さらに北上して、次に訪れたのはシェイクスピアの生地として知られるストラトフォード・アポン・エイヴォン。 写真の木造住宅が、シェイクスピアの生家だそうです。 ![]() この町はかなり観光化が進んでいて、まるで軽井沢のような印象でした。 何日も滞在してシェイクスピアを観劇したり、のんびりショッピングをしたりするにはいい町なのでしょうが、 先を急ぐ今回の旅では、見所もよくわからないままに、慌ただしく通り過ぎてしまいました。 ![]() 時間が許せば見たいと思っていたウスター大聖堂を諦め、長時間車を走らせた上、 途中、何度も道に迷ってようやく辿り着いたのが、ここアイアン・ブリッジ。 ![]() セヴァーン川に架かるこの鉄橋は、歴史上、初めて建設された鉄骨の構造物としてきわめて有名なもの。 世界遺産にもなっています。 ![]() 先例のないものを作り出した芸術家や技術者といった人々が、 どんなことを考えながらそれをデザインしたのかということには、つねに興味を引かれてやみません。 例えば、橋の中央部のこの装飾は、何をもとに考え出したのでしょう。 ![]() その花形の装飾の中央には、1779年という、この橋の建造年が刻印されています。 フランス革命より10年早いということは、パリのエッフェル塔に110年先行しているというわけです。 ![]() この橋の上からの美しい景色にリフレッシュして、さらにロング・ドライブ。 なんとか予定通りリヴァプールまで辿り着きました。 全体マップへ England Photo Gallery 5日目へ 最新のフォトギャラリーはこちら。 |
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