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2005.09.08 ![]() 午後は来た道を南に戻り、再びヨークへ。 西正面に双塔をいただく構成は、ノルマン・ロマネスクやフランス・ゴシックの特徴です。 ![]() 内部は少しウィンチェスター大聖堂に似た装飾的ゴシック。 ![]() ところどころでパーベック大理石の使用も見られました。 ![]() 内陣に飾られていた、蜘蛛のような妖しい美しさが際だつシャンデリア。 ![]() さて、この日の宿は北方の大都市リーズ。 前日に宿泊したヨークからの移動距離はごく僅かですが・・・ ![]() この日リーズに宿を求めたのは、このパサージュが見たかったため。 19世紀に毛織物産業で発展を遂げたリーズでは1900年には既に50万人の人口を抱えていたといいます。 1878年から1900年のあいだに、8カ所のパサージュが建設されていますが、 ここカウンティ・アーケードはその中でも最大規模のもの。 ![]() すでに店仕舞いの時間でしたが、想像していたよりもはるかに華やかなパサージュで、 すっかり気分も高揚してしまいました。 ![]() カウンティ・アーケードに並行して走っていたクイーン・ヴィクトリア・ストリートにも、 1990年にガラスの屋根が架けられ、新たにパサージュとなりました。 これによりカウンティ・アーケードとそれに直行していたクロス・アーケードが、 全体として巨大な内部空間となり、現在この一画はヴィクトリア・クォーターと呼ばれているようです。 ![]() パサージュをめぐって歩いていると、こんな建築が目に飛び込んできました。 教会堂建築が商業施設に転用されています。 半円形に張り出したガラスのショー・ウィンドーが、小チャペルのアナロジーとなっていて この建築の過去を強烈にアピールしています。 W.ベンヤミンはそのパサージュ研究の中で 「たくさんの小聖堂のある教会の身廊としてのパサージュ」という表現を使っていますが ここは比喩ではなく、そのままそれが具現化された空間となっているのでは? 閉店後のため、中に入れなかったのが残念。 全体マップへ England Photo Gallery 7日目へ 最新のフォトギャラリーはこちら。 |
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